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ここ最近あまり眠れていなかったので、ブルーライトをみるのをやめようと思い、昨日はブログを書かなかったので、朝一で書いてます。その結果、ぐっすり眠れたので(夜中には目が覚めたりはするけど)心なしか腕の発疹も減ったような気がします。まあプラシーボ効果に期待して思い込んどきます。

 

昨日は、日曜日だったので、ASKIで移民の人たちに授業を行いました。

あー、なんか色々ASKIがどういうことやってるのかとか移民の人たちの抱えてる現状とかの前提が共有できてないなと思ったので、先に共有しときます。

移民の人が抱えてる現状*1

・移民はフィリピン人やインドネシア人が多く、女性は家政婦、男性は工事とかの力仕事をしている人が多い。

シンガポールにやってくる理由のほぼほぼは出稼ぎのため。単純にシンガポールの方がより稼げる。

・だいたいの人が母国に息子がいたり家族を養うためにこちらにきている。

・更新することは可能だが、2年単位でしか契約することができず2年経てば母国に戻らねければならない。

・月の給料は500ドル(4万円前後)である。住み込みなので、家賃や食費などがかかる訳ではなく十分なように思えるが、自国への仕送りをしなければならないのでお金はほぼ溜まってはいかない。

・日曜日のみ休みでそれ以外の日はずっと仕事。

 

ASKIがやってること

・ビジネスを立ち上げるために必要なことを移民の人たちに授業形式で教えていて、移民の人が日曜日が休みであるため、日曜日に授業、月から木でその準備という形になっている。

 

以下内省

昨日は日曜日で、実際に移民の人ととも何人かと話をしたのだが、全ての人がやはり金銭的な問題でシンガポールにきていて、実際は自国に帰りたいと思っている。シンガポールを選んだ理由は距離的に近いことや安全であること、移民に寛容であることなどであった。つまり、シンガポールに自分の価値を発揮できる環境を求めるといった積極的な理由できている人はいない。そして、聞き出せきれてないのかもしれないが、最初こそ自国とシンガポールの文化的な違いと新しい環境に置ける新しい仕事の難しさに困難なことは多かったみたいだが、今それほど問題に思っていることはないらしい。偏見とかは意外となかったりするのかなと思ったり。

整理すると移民の人の強く思っているが叶えられていないことは、

・自国に戻ること

であり、それを妨げているのが、金銭的な問題であることを踏まえると

・自国でお金を稼いで十分家族を養える状態になること

が強いのぞみであるように思えた。

そして、そうできるように移民の人たちに授業を教えているASKIの活動はすごく妥当だと思った。

 

しかし、そうなった時に思ったのは、移民問題とは格差問題ではないかと思う。国同士での格差があるが故に、他国に出稼ぎに出る人が増えている。貧困国では、教育もままなっていないために多くの人は必然的にそのルートをあゆむ。移民の待遇をよくするというより移民を生み出さない構造を作って行けたらもっとも理想であると思った。かなり難しく、大きいことで自分というちっぽけな個人が何ができるの全くわからない。でも、ここでその壁の大きさに負けたくはない。何かできることを模索していくことと、仮説をしっかり検証していきたい。

 

*1:家政婦として働きにきているフィリピン人女性の場合