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今日は昨日移民の人たちにとったアンケートを眺めていた。

そこでわかったのは、昨日移民の人と話にあった通りそれほど問題があるわけではなく、またシンガポールは移民に対してフレンドリーな国であると捉えているということだ。もちろん一概に全ての移民が問題を抱えていないとすることはできない。それぞれの抱えている状況は違うだろうし、雇用主によっても変わってくるかもしれない。ただ、全体として問題に直面しているわけではないのだなと思った。

 

そのアンケートで実は『なぜ日本で働かなかったのですか?』という問いを入れていたのだが、意図としては少子高齢化が進む中、安倍内閣は労働力として移民を受け入れようとしているし自分も経済的に見たら正しいことだと考えていたからだ。ただ、アンケートを考察しているうちに日本で海外の人が働くにはあまりに難しすぎると思った。移民の人が日本にこない理由がでかすぎる。その理由について考えていきたい。

 

移民の人が働く先として日本を選択しない理由

・日本人は世界的に見ても圧倒的に英語が喋れない。そして世界のほとんどの人は日本語を喋れない。これは日本人の異文化理解のなさと相関関係にあるし、外国人が日本に住んでいる人が少ないこととも関係があるように思う。移民の人は言語が同じで海外の人が多く、異文化理解も進んでいるシンガポールにすら、最初は文化の違いに戸惑いを感じる。それなのに日本ではやっていけるはずもないだろう。

・VISAの取得が困難。これは制度的にそうみたいだ。

・排他的な国民性。イメージがつくとは思うが、日本人は恥ずかしがり屋で群れる傾向にある。新しい人を受け入れない。僕も含め。

 

では、日本はどうすればいいのか?

・これは個人的にもすごく思うところなのだが、まず英語教育を変えるべき。書くことや読むことを伸ばすことに偏りすぎ。もっと話す聞くということにも重きを置くべきである。

・教育にも変化をもたらすべき。もっとクリエイティビティや他人と違う部分が強みであることを意識できるような、新しいことに挑戦することが重要であると理解できるような教育であるべき。

・移民だからこそ価値発揮できる環境を用意するべき。経済的な理由などのマイナスな理由で日本にくるのではなく、価値発揮できるからというプラスな理由で来れることが大事である。

 

 

難しいことだが、変わらないと移民を受け入れようとしている安倍内閣の目論見は失敗するだろうし、何より移民の人は不幸になるだろうと思う。